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【就活】大企業(JTC)に学歴フィルターがあるのは当然?3つの理由

「有名な大企業(JTC)に就職したいけど、会社説明会はいつも予約が埋まってて、参加できません😞」

それは、明らかに学歴フィルターです。

そして、大企業(JTC)の学歴フィルター(差別)は採用だけではありません。

■この記事を読んで頂きたい人■
大企業(JTC※)に就活予定の学生の方
※JTCとはJapanese Traditional Companyの略で、古い体質の日本の伝統的な大企業を揶揄するネットスラング
 
 
■この記事でわかること■
①大企業(JTC)に学歴フィルターがあるのは当然である3つの理由

②大企業(JTC)の身分制度(差別)の実態

 

大企業(JTC)に長年の勤務経験がある筆者が、【就活】大企業(JTC)に学歴フィルターがあるのは当然である3つの理由について解説します。

<自己紹介>

筆者本人(1960年生 2023.11撮影)
筋トレ歴16年 ボクシング歴10年

<筆者略歴>
1984年 東京大学工学部建築学科卒業後、ゼネコンに入社
1988年 インフラ企業に転職
2018年 子会社の不動産会社に転籍
2023年 退職

 

      

 目次

 大企業(JTC)に学歴フィルターがあるのは当然である3つの理由

学歴フィルターが実際に存在するとしても、その存在を公にする企業はありません。

「採用は人物を重視し、学歴は無関係です」と発表する企業が大半です。

その結果、学歴フィルターは都市伝説のように感じる人もいるでしょう。

しかし、大企業(JTC)の学歴フィルターは都市伝説ではありません。

むしろ学歴フィルターが無ければ、大企業(JTC)は機能しません。

以下、理由を解説します。

①応募者数が多すぎて足切りしないと物理的に無理

大企業の平均内定倍率は約25倍で、人気のある企業では100倍を超えることもあります。

そうなると当然足切りが必要となり、学歴フィルターは避けられません。

②ポテンシャル採用とは確率論で判断する採用方式

なんら市場価値のあるスキルを持たない新卒を、数回の面接で「将来使える人材かどうか」を見極めるのは現実的には不可能です。

従って、確率論で判断するしかありません。

すなわち偏差値がより高い学歴を持つ者が、将来より使える人材である確率が高いと判断するのが妥当ということです。

③採用担当責任者の保身

面接で大きな差がなければ、学歴の高い新卒者を採用するのが無難です。

そうすれば、もしその新卒者が期待に応えられなくても、採用した担当者の減点にはなりません。

単に「ハズレ」ということで、ことは済みます。

また、仮に面接に差があっても、学歴上位者を落として学歴下位者を通すことは、非常に困難です。

なぜなら、保身により敏感な大企業の管理職(上司)を説得することは、ほぼ無理だからです。

 

 

大企業(JTC)の身分制度(差別)の実態

大企業(JTC)の学歴フィルター(学歴差別)は、就活だけではありません。

入社後の処遇も学歴フィルター(学歴差別)が影響します。

しかも差別は卒業大学にとどまらず、「文系か理系か」や学部、学科にも及ぶことがあります。

大企業(JTC)の差別は、以上の学歴だけではなく、性別や「新卒プロパー社員か中途社員か」など企業によって身分制度が確立しています。

詳しくは、【就活】大企業(JTC)の知られざる身分制度【経験者が実態を解説】をご覧ください。

まとめ

就活情報サイトの職業ライターが書いた記事には、「学歴フィルターを乗り越えるコツ」なんてよくありますが、甘い期待は捨てた方が、時間とお金を無駄にして後悔するようなことにはなりません。

仮に、学歴フィルターを乗り越えて大企業に就職できたとしても、大企業での処遇は「働きアリ」コースです(関連記事:【就活】大企業に就職できた「勝ち組」がたどる3つのコースとは?)。

大企業(JTC)に学歴フィルターがあるのは当然である理由です。

①応募者数が多すぎて足切りしないと物理的に無理

②ポテンシャル採用とは確率論で判断する採用方式

③採用担当部署の保身

可能なことと不可能なことを見極める知恵を持ち、可能なことにのみ努力を注ぎ、不可能なことに思い煩わせないことが、充実した長い人生を送るためには重要です。

大手企業(JTC)への就職にこだわることが、人生で本当に幸せかどうか、自分の価値観を見つめ直すことも必要です。

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