画像は、サルセーションというダンス・フィットネスです(引用:MOVE YOUR BODY/SIA/SALSATION®︎ Dynamic Choreography By SMT Grace Casalino)。
「冗談じゃない!こんなダンス俺にはとても無理だよ」
この画像を見ただけでは、そりゃそうでしょう。
この画像は、言ってみればプロモーションビデオですから、スポーツクラブでの実際の様子とは全く違います。
スポーツクラブで踊っている会員は、想像以上に年配の人達です。
特に平日の午前午後は、60~70代が中心で、中には80代の人もいます。
全く気後れすることはありません。
この記事を読めば、定年後の暇つぶしとしてダンス・フィットネスに挑戦したくなります。
②定年後、何か適度な運動を始めたい人
②定年後の暇つぶしはダンス・フィットネスが最高な6つの理由とは?
③初心者におすすめするダンス・フィットネスとは?
スポーツクラブ歴17年の筆者が、定年後の暇つぶしはダンス・フィットネスが最高な6つの理由について解説します。
<自己紹介>
筆者本人(1960年生 2023.11撮影)
筋トレ歴17年 ボクシング歴11年
<その他の運動遍歴>
テニス、スポーツクラブ、SUP、卓球
<筆者略歴>
1984年 東京大学工学部建築学科卒業後、ゼネコンに入社
1988年 インフラ企業に転職
2018年 子会社の不動産会社に転籍
2023年 退職
目次
そもそもダンス・フィットネスとは?
ダンス・フィットネスは、ダンスを利用した有酸素運動です。
社交ダンスとは違い、一人で踊るので気楽です。
通常はスポーツクラブのスタジオレッスンに参加して行います。
中高年の女性に人気があり、平日の午前午後でも結構多くの人が踊っています。
男性は少ないですが、どのクラスも必ず何人かは定年退職者らしき人が参加しています。
一昔前はエアロビクスしかありませんでしたが、最近はズンバ、リトモス、バイラバイラ、サルテーションなど種類が大変多くなりました。
バイラバイラ以外は振付の説明はほとんど無く、インストラクターの動きを真似て踊ります。
どこのスポーツクラブにも必ずダンス・フィットネスのスタジオレッスンはあります。
定年後の暇つぶしはダンス・フィットネスが最高な6つの理由とは?
60~70代が中心メンバーとして参加している平日の日常的なダンス・フィットネスの様子を画像検索しましが、ピッタリくるものがありませんでした(個人情報保護法の影響でしょうね)。
上の画像は通常のスタジオレッスンとは異なるイベントレッスンの画像ですので、参加者が平日よりかなり若めです。
それでは以下、定年後の暇つぶしはダンス・フィットネスが最高な6つの理由について解説します。
①特定の曜日と時間に毎週出かける場所ができる
ほぼ奴隷状態だった長いサラリーマン生活を経て、突然自由になると誰しも戸惑うことになります。
特定の曜日と時間に出かける場所をつくらないと、毎日が日曜日状態に陥ります。
現役時代はあれほど待ち遠しかった休日ですが、毎日が日曜日のような状態になると、実際にはすぐに退屈してしまい、思いのほか苦痛に感じます。
かと言って、また会社に縛り付けられて奴隷状態に戻るのは御免です。
スポーツクラブ通いのように責任も義務も負わないユルイ縛りが、定年後には最適です。
筆者も週に4回スポーツクラブでダンス・フィットネスに参加しています。
男女を問わず、ほぼ毎日通っているシニアもいます。
②会社に代わる共同体(居場所)ができる
社会的な動物であるヒトは、なんらかの共同体に属していないと生きていけない(一人では生きていけない)動物です。
そのため、血縁や地縁という共同体を好まない日本人※は、それらに代わる会社という共同体(居場所)に嫌々ながらしがみついているわけです。
※日本人は血縁や地縁という共同体を好まないから、核家族化が進み、自治会の解散や不要論も出るのです。一方で、時代遅れの終身雇用・年功序列と定年制を完全に廃止できない伝統的な日本企業(JTC)が存続するのは、血縁や地縁に代わる共同体(居場所)として必要だからです。こんなにも会社が「イエ」化しているのは日本だけです。テレワークが日本では普及しないのも、日本人の仕事は「会社にいること」だからです。
その会社から追い出されたわけですから、何か手頃な共同体を探さなければなりません。
そこで、ちょうどよい共同体(居場所)として機能するのがダンス・フィットネスなどスポーツクラブでできるスタジオプログラムです。
決まったメンバーと「場」を共有して、いつも決まった時に決まったことをやっていれば、それだけで精神的には共同体(居場所)として機能します。
この居場所は、本人の意思で自由に退出できるユルイ共同体なので、血縁や地縁というわずらわしい共同体を好まない日本人にピッタリです。
③運動不足の解消、筋力の維持、関節の柔軟性の向上
この点に関しては、特に解説は必要ないかもしれませんが、少しだけ付け加えます。
それは、ダンスフィットネスが心身にやさしい運動であるということです。
上手に踊ろうなんて思わず、マイペースで踊っても全く問題ありません。
慣れるまでは、スタジオの一番後ろで適当に踊っていればいいのです。
一生懸命踊っているのは、スタジオの前の方で踊っている一部の人だけで、あとは皆間違えながら踊っていますから全く心配はいりません。
④脳の活性化につながる
ダンスは、私たちの脳にも多くの良い影響を与える運動です。
インストラクターの次から次へと変わる動きを見よう見まねで踊るため、脳はフル回転です。
このような脳への適度なストレスが、認知機能の維持・向上に必要であると言われています。
また、振付を覚えようとしますので、記憶力や集中力の向上にも役立ちます。
最近は脳トレブームで、クロスワードパズル、数独、漢字の読み書きや計算ドリルなど様ざまなものがありますが、楽しくなければ続きません。
ダンスのように身体を動かす脳トレは、ストレス解消にもなり、楽しみながら行えるので、効果が高まることが期待できます。
⑤ファッションを楽しむことで精神的に若返る
ダンスフィットネスの魅力の一つは、ファッションを楽しむことができる点です。
自己表現の手段として個性を活かしたおしゃれなダンスウエアで踊ることで、精神的に若返り、自信を高めることができるなど老後にも様々な良い効果をもたらします。
さらに、ファッションへの関心は社会的な繋がりや活動的なライフスタイルを促進する効果もあります。
⑥コスパがいい
何日通っても定額料金のコースでスポーツクラブに入会すれば、定年後は平日にも通えるので、ダンス・フィットネスは大変コスパの良い暇つぶしになります。
また、スポーツクラブによっては平日限定の低料金コースがあるので、さらにコスパが良くなります。
定年後は、わざわざ混みあう土日祝日に通う必要はありません。
初心者におすすめするダンス・フィットネスとは?
おすすめしたいのはズンバ(Zumba)というダンス・フィットネスです。
ズンバは、ラテン音楽に基づいたダンスを取り入れた最もポピュラーなダンス・フィットネスです。
ズンバなら、どのスポーツクラブにもクラスがあります。
振付指導がリトモスなどとは違って厳格ではないので、一番気楽に参加できるダンス・フィットネスです。
まとめ
✔そもそもダンス・フィットネスとは?
・ダンスを利用した有酸素運動
・社交ダンスとは違い、一人で踊るので気楽
・通常はスポーツクラブのスタジオレッスンに参加
✔定年後の暇つぶしはダンス・フィットネスが最高な6つの理由とは?
①特定の曜日と時間に毎週出かける場所ができる
②会社に代わる共同体(居場所)ができる
③運動不足の解消、筋力の維持、関節の柔軟性の向上
④脳の活性化につながる
⑤ファッションを楽しむことで精神的に若返る
⑥コスパがいい
✔初心者におすすめするダンス・フィットネスとは?
ズンバ(Zumba)