ながら江雪の人生ノート

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サルセーションの特徴|カッコよく踊ると運動効果が向上する理由とは?

引用:MOVE YOUR BODY/SIA/SALSATION®︎ Dynamic Choreography By SMT Grace Casalino

ダンスフィットネス サルセーションは2015年にベネズエラ人によって考案されました。

日本では、2019年頃から紹介され始め、その後急速に人気を集めています。

筆者が通うスポーツクラブでもズンバより多くのクラスが設けられています。

この記事を読めば、サルセーションをカッコよく踊って運動効果を向上させるコツが分かります。

■この記事を読んで頂きたい人■
・ズンバなどダンスフィットネスの経験がある方
 
 
■この記事でわかること■
 ①サルセーションの特徴

②カッコよく踊ると運動効果が向上する理由とは?
 

退職後はダンスフィットネスが日課になっているスポーツクラブ歴17年の筆者が、サルセーションの特徴とカッコよく踊ると運動効果が向上する理由について解説します。

<自己紹介>

筆者本人(1960年生)
筋トレ歴17年 ボクシング歴11年

<筆者略歴>
1984年 東京大学工学部建築学科卒業後、ゼネコンに入社
1988年 インフラ企業に転職
2018年 子会社の不動産会社に転籍
2023年 退職

 

      

 目次

サルセーションの特徴

サルセーション(Salsation)は、ダンスフィットネスの一種で、サルサ、レゲトン、ヒップホップなどのダンススタイルを融合させたダンスフィットネスです。

 

※ 名前の由来は「サルサ(Salsa)」と「センセーション(Sensación)」を組み合わせた造語

 

サルセーションの特徴は、なんといってもアイソレーションを多用することです。

アイソレーションとは、体の特定の部分を独立して動かすテクニックのことを指します。

例えば、首、肩、胸、腰などを個別に動かし、それぞれの部分の動きをコントロールしながらダンスの表現を豊かにします。

既にサルセーションのスタジオプログラムに参加された方はご存じの通り、レッスンの初めはこのアイソレーションの練習からスタートします。

この技術は、ラテンダンスを始めヒップホップやジャズダンス、コンテンポラリーダンスなど、様々なダンススタイルで使われます。

体の各部分を自由に動かせることで、ダンスに多様な表現力が加わり、パフォーマンスがより洗練されて見えるようになります。

参考:【スポーツジムのダンスフィットネス】リトモスおすすめする3つの理由

参考:ダンス・フィットネス「バイラバイラ」とは?【実際に踊ってみた】

カッコよく踊ると運動効果が向上する理由とは?

カッコよく踊るには、前出のアイソレーションがポイントになるのは当然ですが、この記事ではそれとは別のポイントを挙げます。

それは、サルセーションで多用されるスクワット姿勢やランジ姿勢で腰高にならないことです。

下の画像がスクワット姿勢の例です。

画像引用:Lost you(feat.ILIRA)―Tiesto/SALSATION®Dynamic Warm Up CHOREGORAPHY by SEI KAKI

次がランジ姿勢です。

画像引用:同上

この2つの姿勢が腰高では、サルセーションらしさのないカッコ悪いダンスになってしまいます。

以下、スクワットとランジの正しい姿勢を解説します。

まずスクワットです(下の画像参照)。

画像引用:自宅で簡単にできる人気の筋トレ!「スクワット」の正しいやり方 - YouTube

ポイントは、膝がつま先より前に出ないことです。

筋トレとしての理由は以下の通りです。

①膝にかかる負担を軽減するため

②太ももの前面だけではなく、もも裏(ハムストリング)にも効かせるため

見た目の点でも、膝がつま先より前に出過ぎるとへっぴり腰のようで、ちょっとカッコ悪くなってしまいます(上の1枚目の画像の左の女性参照)。

上のスクワット画像では上半身に力みが感じられますが、上半身はできるだけリラックスして、力みを無くすのが理想です。

腹筋に力を入れれば、上半身の力みは無くなりますし、腹筋も鍛えられます。

次にランジです(下の画像参照)。

画像引用:【お尻&脚痩せ】ランジの正しいやり方。効果的に下半身を鍛える筋トレ - YouTube

効かせるポイントは、後ろ足の膝が地面に着くぐらい、しっかりと腰を落とすことです。

左右非対称の動きになるためバランスをとる必要があり、スクワットより体幹トレーニング効果があります。

スクワット&ランジの正しい姿勢を保ちながら上半身を自由自在にアイソレーションできれば、カッコいいことはもちろん、運動効果は抜群に向上します。

サルセーションはスクワット&ランジ以外にも姿勢を低くする動きがよく出てきます。

同じように腰高に注意することで、カッコよく踊れて運動効果(下半身の筋トレ効果)も向上します。

こぼれ話

下半身の筋トレはサルセーションで十分です

伝統的なボディビル大会に出るような人以外は、サルセーションを正しい姿勢で踊れば下半身の筋トレは必要ありません。

下半身の過剰な筋肥大は、フィジークの人気が物語っているように、最近は流行りません。

下半身の運動機能さえ鍛えることが出来れば十分です。

 

 

 

まとめ

サルセーションの特徴はアイソレーションですが、その土台となる下半身の姿勢が重要です。

特にサルセーションでよく登場するスクワット&ランジは正しい姿勢をキープして腰高にならないことで足幅が広がり、アイソレーションの動きを強調できるためカッコ良く踊れて下半身の筋トレ効果も向上します。

こぼれ話

リズムの取り方~プッシュビート&プルビート

「プッシュビート」と「プルビート」の概念は、日本のドラム講師の持冨 旬さんが提唱したもので、言葉自体は和製英語です。

曲によってこのリズムを聞き分けてダンスできれば、ノリもよくなりカッコいいダンスになります。

リズムの違いを簡単に解説します。

下の画像をご覧ください。

プッシュビートは安倍元総理の歩き方のように、軸足に重心をのせたまま反対の足を地面に接地するタイミングで拍子をとります。

プルビートはオバマ元大統領の歩き方のように、軸足に完全に重心を移動して反対の足を上げるタイミングで拍子をとりますので、少し後ろに引っ張るイメージになります。

ロックやパンクはプッシュビート、ジャズはプルビートです。

ファンクはプッシュビートが、R&B、ソウル、ヒップホップはプルビートが多いです。

聞き分け方は、曲に合わせてどっちの歩き方の方が気持ちいいかで判断してください。

参考:ダンスフィットネスをダンスにするワンランク上のリズムの取り方とは?