筆者のブログ運営も、暇にまかせてなんとか2年続けることができました(2025年 現在)。
この記事では、ブログを運営していなければ気付かなかった、ネット社会の現実を語ってみます。
<自己紹介>
筆者本人(1960年生)
出世競争は早めに降りて体づくりに励む
筋トレ歴17年 ボクシング歴11年
<筆者のブログ、SNS歴>
2016年 ロックバランシング専門のインスタグラム開始
2023年 ブログ開始
Xエックス 開始
2025年 Xアカウント削除
<筆者略歴>
1984年 東京大学工学部建築学科卒業後、ゼネコンに入社
1988年 インフラ企業に転職
2018年 子会社の不動産会社に転籍
2923年 退職
目次
ブログ2年間やってみて分かったネット社会の2つのリアルとは?
リアルその1
ブログ2年間やってみて分かったネット社会のリアルその1とは、次です。
・ネット社会で勝ち組になるには、現実社会でも勝ち組(芸能人など著名人)であることが必要
これを、アメリカの雑誌『Wired』の編集長だったクリス・アンダーソンが提唱した『ロングテールとショートヘッド』を使って説明します。
下のグラフ(概念図)をご覧ください。
このグラフ(概念図)の横軸はPV(ページビュー)、フォロワーや「いいね!」の数を、縦軸はブログ運営者やSNS(Xエックス、インスタグラムなど)利用者の数を示しています。
ネット社会では、このグラフが示すように、大多数の一般人はPV、フォロワー、「いいね!」がほとんどない「ショートヘッド」に位置し、ごく少数の超有名人が「ロングテール」でPV、フォロワー、「いいね!」を総取りしているのが現実※1 です。
※1 現実社会の富の配分も『ロングテールとショートヘッド』です。オックスファムの新しい分析によると、世界の人口の下位95%が保有する総資産よりも、上位1%の富裕層が多くの富を保有しています。
要するに、無名の一般人が投稿したブログやXエックス、インスタグラムなんて、誰も見ないのが当然といえば当然です。
ネット社会で稼げる人は、現実社会でも稼いでいる人です。
つまり、現実社会で稼げない人が、ネット社会で稼ぐのは至難の業ということです。
今やネット社会は芸能人の副業の場
ブログ黎明期(2000年代初頭)には、一般人ながら有名なブロガーが数多く存在し、彼らが企業から商品紹介の依頼を受けていました。
しかし、近年では芸能人などの有名人がブログ界で非常に大きな影響力を持つようになり、一般人ブロガーはニッチな世界に追いやられました。
有名人は既に多くのフォロワーやファンを抱えているため、記事の内容に関係なく高いPV数が見込めます。
そのため、一般人と比べてGoogleアドセンスやアフィリエイトなどで収益を上げることが容易です。
また、芸能人がプライベートを切り売り(「癌になりました」、「第一子さずかりました」、「すっぴんをアップしました」など)して、PV数を稼ぐのも常套手段になっています。
リアルその2
ブログ2年間やってみて分かったネット社会のリアルその2とは、次です。
・ネット社会は一般人が極めて低い賃金で搾取される社会
XやInstagram、Youtubeなどのプラットフォーム運営会社は、ユーザーが作ったコンテンツをほぼタダで手に入れて(ユーザーへの還元はごくわずか)、巨額の広告収入を得ています。
さらに、芸能人など有名人のフォロワーになって熱心に投稿を閲覧し、せっせと「いいね!」を押す人たちも、言ってみれば、タダ働きさせられている人たちです。
有名人は誹謗中傷も取り巻きが撃退してくれる
熱心なファンは、有名人への攻撃に対して反論したり、ポジティブなメッセージを広めてくれます。
有名人にとってファンはタダで働いてくれるありがたい存在です。
まとめ
✔ブログ2年間やってみて分かったネット社会の2つのリアルとは?
①ネット社会で勝ち組になるには、現実社会でも勝ち組(芸能人など著名人)であることが必要
②ネット社会は一般人が極めて低い賃金で搾取される社会
最近は、ネット社会と少し距離を置いています。
参考:Xエックス(旧ツイッター)はバカバカしくてやめた5つの理由とは?