ながら江雪の人生ノート

現役サラリーマンと定年シニアのお悩み解決

MENU

出世に必要な忖度の3タイプをドラマ水戸黄門の3人のお供で解説!

引用:水戸黄門・第28部|ドラマ・時代劇|TBSチャンネル - TBS

日本企業、特に大企業で出世するためには、学歴と忖度※1 が必要です。

 

※1 業績は、出世とあまり関係ありません。参考:大企業(JTC)の出世メカニズム|出世の代償と出世しないという選択肢

 

高学歴でも忖度ができなければ出世できませんし、逆に学歴がそれほど高くなくても忖度に秀でていれば、思いがけない出世を遂げることも可能です。

ただし、忖度と言っても、単にイエスマンになっていればいいというわけではありません。

上司に引き上げてもらうには、具体的な指示がなくても、自ら積極的に行動して期待に応えることで、上司の役に立つ必要があります。

この記事では、ドラマ水戸黄門の助さん、格さん、うっかり八兵衛のそれぞれの役割を例に挙げながら、上司の役に立つための忖度の3タイプを分かりやすく解説していきます。

また、3つのタイプが社長の後継者に選ばれるとしたら、それぞれどのようなケースなのか合わせて解説します。

 

■この記事を読んで頂きたい人■
・日本企業の出世したい若手サラリーマン
 
■この記事でわかること■
①出世に必要な忖度の3タイプとは?

②3つのタイプが社長の後継者に選ばれるとしたら、それぞれどのようなケースなのでしょうか?
 
巧みな忖度で出世していった人たちを見てきた筆者が、出世に必要な忖度の3タイプをドラマ水戸黄門の3人のお供を例に挙げて解説します。

<自己紹介>

筆者本人(1960年生)

出世競争は早めに降りて体づくりに励む
筋トレ歴18年 ボクシング歴12年

<筆者略歴>
1984年 東京大学工学部建築学科卒業後、ゼネコンに入社
1988年 インフラ企業に転職
2018年 子会社の不動産会社に転籍
2923年 退職

 

      

 目次

出世に必要な忖度の3タイプとは?

出世に必要な忖度の3タイプを、水戸黄門の3人のお供である助さん、格さん、うっかり八兵衛それぞれの役割になぞらえて説明すると次のようになります。

①助さん:参謀役

②格さん:補佐役

③うっかり八兵衛:世話役(子分役)

以下、順に解説します。

①助さん:参謀役

助さんは、儒学者の佐々介三郎がモデルとなっており、学者としての知識や分析力から参謀的な役割を担います。

その知識や機転を活かして、悪事を暴く計画を立てたり、状況に応じた助言を行うなど、重要な役割を果たしています。

このように、戦略を立案し、上司をサポートする参謀役にとっては、”創造力”が特に重要な資質になります。

ただし、参謀役に必要な”創造力”とは、単なる空想や思い付きではなく、的確な状況把握に裏付けられた将来予測に基づいている必要があります。

このように、参謀役の”創造力”には、常に実現可能性が求められます。

②格さん:補佐役

格さんは、儒学者で史学者の安積覚兵衛をモデルにしており、真面目で冷静沈着な性格が特徴的です。

そんな格さんは、旅先で出会う悪人たちの不正を冷静に見極め、証拠を集めたり矛盾を指摘したりして、隠れた悪事を暴くのが得意です。

企業で例えるなら法務や監査のような役割を担い、黄門様をしっかりとサポートしていると言えます。

このように、補佐役とは、隠れている問題点や不正の芽を事前に発見し、その解消に努める役です。

さらに、補佐役の任務は、上司が行う総合調整の前段階の処理であり、その結果として必要となる他部署との事前調整や上司のケツ拭き(後始末)業務です。

要するに、補佐役とは、問題が顕在化する前に、摩擦なく迅速に手を打って上司をサポートする任務です。

③うっかり八兵衛:世話役(子分役)

うっかり八兵衛は、水戸黄門の世話役として、身の回りの世話や旅先での情報収集を行います。

彼は、主君に対する忠誠心と親しみやすさを兼ね備えたキャラクターで、水戸黄門にとって気の置けない気楽な旅のお供です。

このタイプの部下は、具体的な成果を出す参謀役や補佐役と比べると利用価値のない存在のようですが、実は、上司にとって別次元の魅力を持っています。

それは、有能で仕事ができる参謀役や補佐役とは異なり、将来、ポジションを取って代わられる心配がない存在だということです。

ただし、上司から無理難題を言いつけられても、まるで奴隷のような筋金入りのイエスマンであり続けることが求められます。

さらに、ライバルを出し抜き自分のステータスを少しでも上げるためには、「腰巾着に過ぎない」という批判をうまくかわすなど、細心の注意を払う必要があります。

 

 

3つのタイプが社長の後継者に選ばれるとしたら、それぞれどのようなケースなのでしょうか?

参謀役タイプが後継者に選ばれるケースは、このままでは会社の衰退が明らかであり、事業構造などの抜本的な改革が必要な場合です。

海外子会社の社長が、突然本社に呼び戻されるような場合です。

補佐役が後継者に選ばれるケースは、引き続き経営が安泰で、攻めより守りが重要な場合です。

このケースは、選別主義によって早い段階で選別されて、お決まりのキャリアパスで教育された候補から後継者が選ばれます。

世話役(子分役)が後継者に選ばれるケースは、社長が院政を敷いて権力を保持し続ける場合、あるいは、相談役・顧問制度を通じて、すでに院政が敷かれている場合です。

このケースでは、社長になっても最高権力者の世話役(子分役)を続けることになります。

まとめ

出世に必要な忖度の3タイプは次のようになります。

①参謀役

・実現可能性のある戦略を立案して上司をサポートする

②補佐役

・問題が顕在化する前に、摩擦なく迅速に手を打って上司をサポートする

③世話役(子分役)

・無理な指示にも、奴隷のように対応しながら、精神面でも上司をサポートする

世話役(子分役)タイプが、有能な参謀役タイプや補佐役タイプの部下を持つと参謀役や補佐役もこなせる世話役(子分役)になれます。

しかし、参謀役タイプや補佐役タイプが有能な世話役(子分役)タイプを部下に持っても機能しません。

参謀機能や補佐機能は下請けに出せますが、世話役(子分役)機能はそういうわけにはいかないからです。

また、実際に出世するには、3タイプの能力とも人並み以上であることが必要条件です。

筆者は、参謀能力と補佐能力は人並み以上でしたが、世話役(子分役)としての能力が著しく劣っていましたので、出世競争からは早々に撤退しました。

参考:【大企業の出世競争】 早めに降りた方がよい3つの理由【出世レースの実態】