ながら江雪の人生ノート

現役サラリーマンと定年シニアのお悩み解決

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20代転職活動の進め方|就活との違い|第二新卒が人気の理由と注意点

「20代の転職活動と就活は何か違うんでしょうか?」

「採用面接で聞かれること何か違うんでしょうか?」

「20代でも年齢によって有利不利があるんでしょうか?」

こんなお悩み解決します。

■この記事を読んで頂きたい人■
・転職を検討中の20代のサラリーマンの方
 
 
■この記事でわかること■
①転職活動と就職活動の違いとは?

②第二新卒が人気の理由と注意点とは?

 

20代での転職経験と不動産子会社でプロパーの中途採用経験がある筆者が、20代転職活動の進め方|就活との違い|第二新卒が人気の理由と注意点について採用者目線で解説します。

<自己紹介>

筆者本人(1960年生 2023.11撮影)
筋トレ歴16年 ボクシング歴10年

<筆者略歴>
1984年 東京大学工学部建築学科卒業後、ゼネコンに入社
1988年 インフラ企業に転職
2018年 子会社の不動産会社に転籍
2023年 退職

 

      

 目次

転職活動と就職活動との違い

転職活動と就職活動との違いを表にまとめました。

違いは選考時の評価ポイントです。

就職活動では、学生のアピールを聞き、その可能性(ポテンシャル)を見極めて採用を決定しますが、転職活動の場合は、実務能力と定着性を見極めて採用を決定します。

まず、実務能力ですが、30代半ばの中堅であれば以下のように質問します。

「今までの仕事で何を担当し、どれくらいの期間にいくらの利益を出せましたか?」

「今後当社に入社したら、何を担当してどんな貢献ができますか?」

転職者は、現職での経験と実績だけをアピールしがちですが、キャリアとスキルを活かして転職先でどんな成果を出せるのかも含めてアピールする必要があります。

そして、20代の中途採用であれば就職と転職の中間、すなわちポテンシャルと実務能力の両方を評価して選考しますが、第二新卒(次項参照)の場合はポテンシャルがメインで実務能力はサブです。

次に定着性ですが「今の会社を辞めて、転職したい理由」で判断します。

現在の会社を辞める理由が明確でなく、納得できるものでなければ、不安で採用できません。

例えば「現職では、○年間で○万円利益貢献したが、会社の全体の業績が悪く成果を還元してもらえない。その点、業績の良い御社なら心配ない」

とか

「建売住宅の営業で実績を積んだので次は高級注文住宅の営業をやりたいが、現職では注文住宅部門が無いし、将来的にもつくる見込みがないので御社を志望した。」

要するに、以下のメッセージが伝わればよいのです。

『現職ではどんなに努力しても得られないものが○○です。貴社にはその○○があるため、志望しています。』

このように言うことができれば、定着性も問題なしと判断してもらえます。

以上のように、就活との違いをしっかり意識して転職活動を行うことが極めて重要です。

 

 

第二新卒が人気の理由と注意点

「第二新卒」という言葉の定義は曖昧で、企業の人事担当者によって微妙な違いがありますが、一般的には「25歳以下」または「社会人として3年目以内」を指します。

つまり新卒で入社し、約2年半働いた後、転職活動を始める人たちのイメージです。

そして、第二新卒は非常に人気があります。

それは、企業にとって第二新卒の以下の2点が魅力的だからです。

①ビジネスマナーの基本を備えているため、即戦力として使える

②前の会社に染まり過ぎていない

2つのうちより魅力があるのは、一つ目の「社会人の基礎はできている」とみなされることです。

3年も社会人を経験すれば、挨拶や服装、メールの書き方や会議でのマナーはもとより、「嫌な仕事でもきちんと取り組む」「上司とのコミュニケーション(報・連・相)がとれる」などビジネスマナーは身に付いています。

このように基本的な教育が不要なため、企業はその分のコストを削減できるメリットがあります。

次に②の理由を解説します。

日本の企業は、終身雇用制や解雇の法規制のために転職が少なく、社員は同じようなタイプになりがちです。

その結果、どの企業も多かれ少なかれ閉鎖的な「共同体」になっています。

「共同体」には独自の企業文化(規範やルール)があり、それに馴染むことを強要されます。

したがって、前の会社に染まり過ぎていないことが重要なわけです。

ただし、第二新卒として最高の扱いを受けるのは3年働いて就職する人です。

企業は3年未満で辞めた人に対しては、やや厳しい目を向けますので要注意です。

理由は、前項で解説した定着性の問題、すなわち「今回も3年以内に辞めるかも?」と危惧するからです。

新卒採用1年目で会社を辞めてしまうと、自分が希望する転職は無理だと思った方がよいでしょう。

まとめ

就職活動では、学生のアピールを聞き、その可能性(ポテンシャル)を見極めて採用を決定しますが、転職活動の場合は、実務能力と定着性を見極めて採用を決定します。

 

転職者は、現職での経験と実績だけをアピールしがちですが、キャリアとスキルを活かして転職先でどんな成果を出せるのかも含めてアピールする必要があります。

 

定着性の説明は、以下のメッセージを伝えてください。

『現職ではどんなに努力しても得られないものが○○です。貴社にはその○○があるため、志望しています。』

 

第二新卒が人気の理由です。

①ビジネスマナーの基本を備えているため、即戦力として使える

②前の会社に染まり過ぎていない

ただし、第二新卒として最高の扱いを受けるのは3年働いて就職する人です。

企業は3年未満で辞めた人に対しては、やや厳しい目を向けますので要注意です。

新卒採用1年目で会社を辞めてしまうと、自分が希望する転職は無理だと思った方がよいでしょう。

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