ながら江雪の人生ノート

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住宅間取り6つの新常識とは?【一級建築士の終の棲家】

筆者自邸 見学会の模様

「いよいよマイホームを建てるけど、どこにでもあるような間取りはいやだね。」

「おざなりの間取りに自分の生き方を合わせるのはバカバカしい。自分に合った間取りがいい。」

「何か住宅間取りの新しいアイデアが知りたい。」

こんなお悩み解決します。

■この記事を読んで頂きたい人■
・マイホームを検討中で、自分らしい間取りの家をつくりたい方

 

■この記事でわかること■
・住む人の生き方に合わせた新常識の間取り事例6つ

 

今年(2023)定年退職を契機に、自分らしい生き方を実現するための間取りを取り入れた「終の棲家」を新築した筆者が、住宅間取り6つの新常識についてで解説します。

<筆者略歴>
1984年 東京大学工学部建築学科卒業後、ゼネコンに入社
1988年 インフラ企業に転職し、主に大規模遊休地の不動産開発に携わる|分譲マンション開発(単独開発の他、大手不動産会社と共同開発)、戸建て分譲地開発(大手ハウスメーカー建築条件付き分譲地)を多数経験
2018年 子会社の不動産会社に転籍
2023年 退職

<資格>
一級建築士(管理建築士)

 

 

 目次

新常識1:アプローチがしっかりとれるなら玄関はいらない

玄関は家の顔と言われますが、矮小な玄関をつくるくらいならやめた方がいいでしょう。

ただし、条件としては道路から15~20歩程度のアプローチの確保が条件です。

これくらいのアプローチがあれば外と内の気持ちの切り替えは玄関が無くても可能でしょう。

玄関をつくらないメリットです。

①リビングが広くなる


②玄関関連工事費が0

新常識2:リビングにテレビはいらない

せっかく庭をつくるのならリビングから見える庭をつくりたいものです。

熱心に手入れをしても自分が部屋から楽しめないのでは楽しみが半減です。

そして思い切ってテレビ置くのはやめて、庭と一体感が出る大きな窓を設けましょう。

テレビは寝室で見たり、好きな居場所でノートパソコンなどを利用するのもよいのでしょう。

大型テレビとテレビ台、テレビを見るソファを置かないメリットです。

①LDが広くなり家具レイアウトの自由度が増す

②窓配置の自由度が増す

③自由に使える壁面積が増える

 

 

新常識3:窓はカーテンがいらないように計画する

せっかく立派な窓をつくっても、いつもカーテンが閉まっている家がよくあります。

もったいないですね。

プライシーを配慮した窓の配置計画や植栽計画を工夫して、多少は気になるかもしれませんが、思い切ってカーテンをやめてみませんか?

カーテンをやめるメリットをまとめました。

①常に外の気配が感じられる


②カーテン代が節約できる


③カーテンのホコリを気にしなくてよい


④窓周りがすっきりして部屋全体の雰囲気がよい

新常識4:トイレは扉を小さく 

引用元:㈱大橋利紀建築設計室×Livearthリヴアース製作図

狭い空間のトイレには小さな扉が合います。

扉を小さくするメリットです。

①こもり空間となり居心地がよい


②トイレ空間が相対的に広く感じられる

新常識5:可能なら冷蔵庫で空間を仕切る

引用元:㈱大橋利紀建築設計室×Livearthリヴアース製作図

冷蔵庫をできるだけ隠すために小壁で囲い込む設計一択は、デザイン重視の安易な選択です。

冷蔵庫を利用してキッチンとパントリーを仕切りました。(図内のRが冷蔵庫です。)

冷蔵庫で空間を仕切るメリットです。 

①冷蔵庫裏にホコリがたまらない


②熱がこもらず省エネになる


③冷蔵庫周りの工事費減

新常識6:ユニットバスを北につくるなら窓はいらない

南側にユニットバスをつくるなら乾燥しますので窓を開けるメリットはありますが、湿っぽい北側では逆にデメリットが多いでしょう。

北側のユニットバスの窓を無くすメリットです。

①家の断熱性能が高まる

②窓サッシの工事費減

③窓からのカビ菌の侵入防止

まとめ

家づくりとは、自分のライフスタイル(生き方)を表現することです。

常識的な間取りの家が本当に自分に合った家かどうか、よく考える必要がありそうです。

家づくりを契機に、自分のライフスタイルを少し変えるのも良いかもしれません。

この記事の新常識をまとめました。

新常識1:アプローチがしっかりとれるなら玄関はいらない

新常識2:リビングにテレビはいらない

新常識3:窓はカーテンがいらないように計画する

新常識4:トイレは扉を小さく

新常識5:可能なら冷蔵庫で空間を仕切る

新常識6:ユニットバスを北につくるなら窓はいらない

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