2023年12月1日に正式提供となったMicrosoftのAI(人工知能)機能「Microsoft Copilot」を使ってみたのでその感想をシェアします。
②Windows11のCopilotを使ってみて特に便利と感じた3点とは?
③Windows11のCopilot使用上の2つの注意点とは?
7カ月半で暇に任せて121のブログ記事を投稿した筆者が、Windows11のCopilotを使ってみて分かった【便利な点と注意点】について解説します。
<筆者のブログ、SNS歴>
ブログ:2023年開設 1カ月半11記事で「googleアドセンス」審査に合格
インスタ:2016年 ロックバランシング専門のインスタグラム開始
X(旧ツイッター):2023年 ブログと同時に開始
<筆者略歴>
1984年 東京大学工学部建築学科卒業後、ゼネコンに入社
1988年 インフラ企業に転職
2018年 子会社の不動産会社に転籍
2023年 退職
目次
Copilotとは?
Copilot(意味は副操縦士)は、Microsoft社が提供している生成AIツールで、言ってみればChatGPTのMicrosoft版です。
2022年にMicrosoftは検索エンジン「Bing」に人工知能(AI)を組み込んだ新しいサービスを開始しました。
以前は「Bing Chat」と呼ばれていましたが、2023年12月に「Microsoft Copilot」という新名称でリブランドされ、リリースされました。
Copilotは、OpenAI社によって開発された「GPT-4」という言語モデルを基盤としており、Microsoftアカウントを持っている人なら誰でも無料で文章、画像などを生成することができます。
さらに、有料版ではMicrosoft 365との連携も可能です。
Copilotの主要な機能と特長は以下の通りです。
ブラウジング:言葉の意味や概念を対話形式で簡単に検索でき、Bingを活用してリアルタイムで情報を検索できます。
文章の生成:ゼロから文章を作成でき、アイデア出しに活用できます。
画像の認識:アップロードした画像に関する情報を得たり、画像に基づいた質問をすることができます。
画像の生成:プロンプト*1を入力してテキストに合った画像を生成できます。
Windows11のCopilotを使ってみて特に便利と感じた3点とは?
①検索の手間が省ける
言葉の意味や不明瞭な概念を調べる際、何度も検索する手間が省けます。
わからないことがあれば、チャット形式で質問することができ、詳細な内容を知りたい場合は、関連する一次ソースに容易にアクセスすることが可能です。
②しっくりこない文章を何度も書き換えられる
「文章の生成」機能を使用すれば、自分で作ったしっくりこない文章を何度でも書き換えることができます。
さらに、文章のトーン(プロフェッショナル、カジュアル、熱狂的、情報的)や文章の形式(段落、メール、アイデア、ブログ投稿)、文章の長さ(長、中、短)を変えることができるという優れものです。
③ブログ記事のオリジナリティをチェックできる
Copilotの学習データは、インターネット上に公開されている大量のテキストデータを使用しています。
具体的には、ウェブページ、書籍、ニュース記事、雑誌、論文、ウィキペディアなど、さまざまな種類のテキストデータが含まれています。
従って、ブログ記事のキーワードで文章を作らせれば、学習データにどんなことが書いてあるのか大筋の内容が分かります。
自分が書こうとする記事の内容に、Copilotが作成した文章が触れてなければ、オリジナリティがあるというわけです。
Windows11のCopilot使用上の2つの注意点とは?
①長い文章作成は内容が本題からずれてくる
あまり長い文章を書かせると、勝手に話の内容が広がって本題からズレていきます。
1段落程度の文章書き換えなら無難ですが、必ずチェックは必要です。
単に字数を増やすために、長い文章をCopilotにつくらせるのはおすすめしません。'
②オリジナリティある内容の文章は書けない
インターネット上に公開されている大量のテキストデータを基に文章を書くので、当然新しいネタはありません。
また、主義主張の無い、無難な内容の文章しかできませんので、読んでも印象に残りません。
まとめ
Windows11のCopilotを使ってみて特に便利と感じた3点です。
①検索の手間が省ける
②しっくりこない文章を何度も書き換えられる
③ブログ記事のオリジナリティをチェックできる
Windows11のCopilot使用上の2つの注意点です。
①長い文章作成は内容が本題からずれてくる
②オリジナリティある内容の文章は書けない
Copilotはその名の通り、あくまでも「副操縦士」すなわちサポート役です。
一部の文章の書き換えなど補助として使い、文章全体を書かせるのはやめるべきです。
*1:プロンプトは利用者からAIに希望を伝達するための文字列で、自然言語の語彙や文法を用いて記述します。