筋トレのモチベーションを保つことは、なかなか難しいことです。
筋トレ歴17年目(2024年現在)の筆者も最近はサボリがちでしたが、あることをきっかけにモチベーションがV字回復しました。
そのあることとは、2023年に退職して暇になったことから始めたダンスフィットネスです。
この記事を読めば、なぜダンスフィットネスが筋トレのモチベーションを保つのに役立つのか、その理由が分かります。
※スタジオ(区画された部屋)で、担当のインストラクターの指導のもと、クラブ会員が複数参加して行われるダンスなどのグループレッスン
①筋トレの効果が感じられない方
②筋トレに飽きてしまい継続が難しい方
②筋トレとダンスフィットネスは相性がいい3つの理由とは?
筋トレ歴17年の筆者が、筋トレとダンスフィットネスは意外に相性がいい3つの理由について解説します。
<自己紹介>
筆者本人(1960年生 2023.11撮影)
筋トレ歴17年 ボクシング歴11年
<筆者略歴>
1984年 東京大学工学部建築学科卒業後、ゼネコンに入社
1988年 インフラ企業に転職
2018年 子会社の不動産会社に転籍
2023年 退職
目次
ダンスフィットネスとは?
ダンスフィットネスは、リズミカルな音楽に合わせて体を動かすことで、楽しみながら有酸素運動の効果を得られるエクササイズです。
ダンスのエンターテイメント性と身体運動の利点を組み合わせることで、魅力的なフィットネス体験を楽しむことが出来るため、どのクラスも人気です。
かつては、女性の参加者がほとんどでしたが、最近は中高年の男性の参加も見られるようになりました(下の画像参照、引用:コナミスポーツクラブユーチューブ動画)。
ダンスフィットネスには、「プレコリオ」と「フリースタイル」の二つのスタイルに分類されます。
「コリオ」とは「コリオグラフィー」の略で、エアロビクスやダンスなどの振り付けを指します。
プレコリオは事前に用意された振り付けを行うレッスンで、インストラクターによっては指導が厳しい場合があります。
フリースタイルは、インストラクターの動きを真似て、比較的自由に踊ることが出来る(間違えても全く問題なし)のでおすすめです。
「プレコリオ」の代表格はリトモス(Ritmos)、「フリースタイル」の代表格はZUMBA(ズンバ)です。
他にも種類が豊富なので、いろいろ楽しめます。
筋トレとダンスフィットネスは相性がいい3つの理由とは?
①筋トレ後のダンスフィットネスで理想の脂肪燃焼が可能に
筋トレの効果を実感するためには、余分な脂肪をしっかり落とす必要があります。
いくら筋肉が肥大しても脂肪が邪魔して見えなくては、ボディメイクにならないからです。
そこで有効なのが、筋トレ後に行うダンスフィットネス(有酸素運動)です。
理由を以下解説します。
【有酸素運動は筋トレ後が効果的な理由】
有酸素運動は筋トレの後に行うと、脂肪が燃焼しやすくなると言われています。
これは、体内のグルコース(ブドウ糖)が無酸素運動である筋トレによって使用されて減少するため、その後の有酸素運動では体脂肪がエネルギーとして使われやすくなるためです。
【筋トレ後の有酸素運動はダンスフィットネスがよい理由】
ダンスフィットネスのように比較的負荷が軽い有酸素運動がおすすめです。
なぜなら、あまりハードな有酸素運動を筋トレ後に行うとトレーニングした筋肉に栄養が回らず、狙った筋肉の肥大が阻害されるからです。
また、ダンスのエンターテイメント性(楽しさ)は、ランニングマシーンやエアロバイクとは比べ物になりません。
ボディビルダーのバキバキな身体は競技の時だけです
ボディビルダーのバキバキな身体は、体脂肪率5%程度ですが、あれはあくまでも競技のために無理して減量した体です。
ボクサーも減量しますが、ボクサーは文字通り体重を落とすための減量(結果的に脂肪が落ちて体脂肪率は一桁)で、ボディビルダーは筋肉を見せるために脂肪を落とす減量です。
ボクサーは試合前日の計量が終われば、ボディビルダーもコンテストが終われば、無理して実現している体重や体脂肪率は元に戻します。
もっとも体脂肪率が一桁のままでは、低血糖になる可能性があり、決して健康とは言えません。
また、体脂肪率が極端に低い場合、ホルモンの分泌減少や免疫力の低下などのリスクも指摘されています。
伝説のボディビルダー マッスル北村は、2000年8月3日に急性心不全で亡くなりました。
彼の死因は、ボディビル世界選手権に出場するために脂肪を極限まで落としたことによる低血糖状態が引き起こしたものでした。
筆者の経験からおすすめしたい理想的な体脂肪率は12%程度です。
②筋トレではサボリがちな体幹トレーニングをダンスフィットネスが補完
腹筋などの地味な体幹トレーニングは、なかなか気が進まずサボりがちになります。
そこで有効になるのがダンスフィットネスです。
ダンスをキレよく踊るには、脱力した手足や頭など末端部の素早い動きに耐えるブレない体幹が必要です。
芯がブレないでんでん太鼓のイメージです。
ブレない体幹を意識することで、自然と腹筋など体幹部を鍛えることが出来ます。
さらにダンスが上達してくるとアイソレーションという技術を使います。
ダンスにおけるアイソレーションとは、体の特定の部位(首、肩、胸、腰など)だけを独立して動かす技術のことで、ダンスの完成度を高める基本的な技術です。
この技術は、ラテンダンスやヒップホップなどのダンスで頻繁に使用されます。
動かす特定の部位以外の身体は固定するアイソレーションは、体幹トレーニングとして最適です。
要するに、体幹部の筋トレをサボっても、カッコよくキレがいいダンスを踊ることで、自然と体幹が鍛えられるわけです。
ダンスは「浮き輪肉」の撃退にも有効です
「浮き輪肉」とは、お腹、脇腹、背中から腰にかけて過剰に蓄積された体脂肪のことで、ウエストをぐるりと囲む脂肪のボリュームが浮き輪をつけているように見えることからその名がつけられています。
「浮き輪肉」がとれない原因の一つとして、お腹周りの動きが少ないことによる血流の悪さがあります。
血流が悪いと、脂肪分解酵素リパーゼが血流に乗って「浮き輪肉」ゾーンに届くことは全くありません。
ダンスのアイソレーションでくねくね腰を動かすことにより、腹斜筋が鍛えられると同時にお腹周りの血流が改善します。
フラダンスも同じ理由で、「浮き輪肉」の脂肪を減らすのに効果的ですが、男性で踊るのは無理ですね(笑)。
③異性と空間を共にするダンスフィットネスが筋トレのモチベーションを維持
次に説明する、筋トレとダンスフィットネスは相性がいい3つ目の理由が、筆者にとっては最も筋トレのモチベーション維持に役立っています。
ダンスフィットネスで異性と空間を共にすることで、カッコいい体へのモチベーションが高まり、筋トレもやる気が出るからです。
見た目を気にすることは、食生活やファッションなどにも意識が向かうため、心身ともに良い影響を及ぼすそうです。
詳しくは、精神科医 和田秀樹著『60代からは見た目の壁』をお読みください。
まとめ
✔筋トレとダンスフィットネスは相性がいい3つの理由とは?
①筋トレ後のダンスフィットネスで理想の脂肪燃焼が可能に
②筋トレではサボリがちな体幹トレーニングをダンスフィットネスが補完
③異性と空間を共にするダンスフィットネスが筋トレのモチベーションを維持
筋トレをガチでやっている男性でダンスフィットネスに参加している人は、確かに見たことはありません。
筆者も筋トレ17年目にして、やっと参加しました。
そして、参加して気づいたのは、「せっかく鍛えた上げた肉体をダンスで活かさない手はない」ということです。
女性の目をくぎ付けにできるかもしれませんよ(笑)。