野生牛「耳につけてるの何?」
家畜牛A「マイナンバーカードです。2万円キャンペーンにつられてみんな付けることになりました」
家畜牛B「これから私たち名前じゃなくて番号で呼ばれます。私たちは単なるデータになりました」
家畜牛A「どうです? ますます家畜らしくなったでしょう😊」
野生牛「俺は絶対に嫌だけど、仲間に引きずり込まれそうだ。どうしよう?😩」
こんなお悩み解決します。
②日本の幸福度の低さを感じている人
(注)家畜として生きるのも一つの生き方です。
それで幸せな人は、この記事を読む必要はありません。
②自己家畜化した日本人の4つの特徴
③日本人の幸福度の低さ~国際比較
④自己家畜化を回避して自由に生きる方法
40年間の従順なサラリーマン人生を終え、今年(2023年)定年退職した筆者が、自己家畜化した幸福度の低い日本人が従順さを捨て自由に生きる方法について解説します。
<自己紹介>
筆者本人(1960年生 2023.11撮影)
筋トレ歴16年 ボクシング歴10年
<筆者略歴>
1984年 東京大学工学部建築学科卒業後、ゼネコンに入社
1988年 インフラ企業に転職
2018年 子会社の不動産会社に転籍
2023年 退職
目次
自己家畜化とは?
18世紀ドイツの人類学者ヨハン・フリードリッヒ・ブルーメンバッハは「ヒトはどんな動物よりはるかに家畜化され、最初の先祖から進化している」と1795年に主張しました。
それでは「自己家畜化」とは、どういうことでしょうか?
ウイキペディアから引用します。
自己家畜化とは、野生生物が人間との共同生活に適応する過程のこと(中略)。
犬や猫は部分的にはそのように進化した、あるいは進化していると考えられている。
一方でヒト科の動物が、協調的で従順な行動を進化させたことも自己家畜化とする場合がある。
さらに引用を続けます。
野生動物(従順な日本人)は、攻撃的な行動が減少することで、人間(権力者)の近くでの生存率が向上することがある。
(中略)
こうした自己家畜化は、人間(権力者)の作り出す環境から発生する食糧(利権など)の入手可能性を増加し、またそれを利用する能力の進化も促される。
(注)引用文中の太字変換、赤字変換及び( )は筆者による
自己家畜化した日本人の4つの特徴
①権力ならどんなものにも従順
例えば、以下ような権力に従順です。
1)一部の金持ちを更に金持ちにし、貧しい人達を更に貧しくする集団無責任体制の私利私欲政党
あんなやりたい放題の政党がいつまでも一党独裁である理由は、多くの日本国民が自己家畜化しているからとしか考えられません。
2)健康診断の基準値を恣意的に決定し、病人をわざと増やして金儲けする医者と製薬会社
特に、性別、年齢に関係なく高血圧基準値130の大嘘はひどい。
単なる高血圧という老化現象を病気にでっち上げた結果、降圧剤の売り上げは6倍になり1兆円を超えました(2018年現在、2018年に日本経済新聞が報じた記事より)。
自己家畜した人は薬畜でもあります。
3)工業社会時代の悪しき習慣「選別主義」で選ばれた無能なジェネラリスト
大企業(ホワイト企業)の「選別主義」で選ばれた無能なジェネラリストのせいで、ムダな仕事が膨大に増え、世界的に見ても日本の労働の非効率ぶりは目も当てられません。
自己社畜化した社員(ホワイト企業の社畜)たちは、この無能なジェネラリストに従順に従い、社畜業務(超ムダな仕事)を定年まで真面目にこなします。
これが、日本の急激な凋落ぶりの一因です。
②他人への寛容度が低い
自己家畜化した日本人は、権力をたたえ、それに服従しようとすると同時に、他方では自ら権力であろうと願い、他のものを服従させたいとも願っています。
つまり、自分より上のものには媚びへつらい、下のものには威張るような人間の性格です。
【不倫報道】マスコミの策に溺れる自己家畜化した民衆
不倫に対する民衆の「嫉妬」を「道徳」にすり替えて批判を繰り返すマスコミ。
民衆の歓心を買うこの作戦にのって騒ぐ自己家畜化した人々。
この構図の繰り返し。
どうでもいいじゃないですか、他人の不倫なんか(笑)
③同調圧力にも従順
自己家畜化した日本人は、目的達成組織「機能体」ではなく居心地追求組織「共同体」を好みます。
自ら好んで同調圧力に屈し、屈しない人へ容赦ない攻撃を仕掛けます。
いつまでも無くならないイジメ問題やコロナ禍の「マスク警察」もその一例です。
④他人との差異(どんなに小さくても)が気になる
自己家畜化した日本人は、他人の目が気になり、他人との比較が人生の最大の関心事です。
他人と比較して見つけた小さな差異が、自分が幸せかどうかの判断基準です。
実は、そこにつけ込んでカネを吐き出させるのが資本主義です。
資本主義における欲望は、他人に差をつけること、他人との差異を埋めることに収斂するからです。
資本は、現代人のこのような心情につけ込んで、大衆の消費欲をそそるためマスコミを通して様々な情報操作により、できるだけ多くの商品を売ろうとします。
自己家畜化した日本人は、その戦略にまんまと乗ってしまうわけです。
日本人の幸福度の低さ~国際比較
国際的な研究組織「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク」の「世界幸福度報告書」2023年版によりますと、国別の幸福度ランキングで日本の順位は137カ国中47位ですが、主要7カ国(G7)では最下位でした。
原因は、「人生の選択の自由度の低さ」と「他者への寛容度の低さ」です。
言い方をかえれば、自己家畜化が「幸福度の低さ」の大きな原因です。
なお、調査が始まった2012年からの日本の順位は、下のグラフの通りです。
引用記事:【世界幸福度ランキング】日本の幸福度 朝日新聞デジタル
脱家畜化で自由に生きるには?
自己家畜化(=自ら進んで権力の奴隷になる)を回避し自由に生きるためには、権力の代わりに依存すべき自分の規範が必要です。
そして、規範は法に反しない限りにおいて恣意的(気ままで自分勝手)なものであるべきです。
筆者の規範を公開します。
①とにかく身体づくり(おカネや出世よりカッコイイ身体が大事)
②できるだけ病院へ行かない(根本治療でなく対処治療しかしない病院はムダ)
③食材は自然が味を付けた発酵食品をできるだけ摂る
④付き合う対象は、人間50%、自然50%(人間は最も危険な動物)
⑤物神崇拝的価値(ブランドや肩書など)には興味を持たない
⑥おカネは、稼ぐことより使い方に知恵と工夫を投入する(おカネという単なる数字は実体と交換して初めてその「富」が確定する)
そして、自由な社会とは、それぞれの規範をお互いに侵害しない社会です。
まとめ
✔自己家畜化とは、飼い主から餌をもらって楽に生きることと引き換えに、飼い主の従順な奴隷になることです。
✔自己家畜化した日本人の4つの特徴です。
①権力ならどんなものにも従順
②他人への寛容度が低い
③同調圧力にも従順
④他人との差異(どんなに小さくても)が気になる
✔「世界幸福度報告書」2023年版によりますと、日本は主要7カ国(G7)では最下位でした。
原因は、「人生の選択の自由度の低さ」と「他者への寛容度の低さ」です。
言い方をかえれば、自己家畜化が「幸福度の低さ」の大きな原因です。
✔自己家畜化(=自ら進んで権力の奴隷になる)を回避し自由に生きるためには、権力の代わりに依存すべき自分の規範が必要です。
参考文献:池田清彦著「自己家畜化する日本人」