ながら江雪の人生ノート

現役サラリーマンと定年シニアのお悩み解決

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他人の出世に対して必要以上に嫉妬を感じないための仏陀の教え2選

「あいつ俺より年次低いのにもう課長か。」

「たいした業績上げないのに、なんで評価高いんだろう?」

「おもしろくないね😠」

こんなお悩み解決します。

■この記事を読んで頂きたい人■
・他人の出世に対して必要以上に嫉妬を感じてしまう人

 

■この記事でわかること■
・他人の出世に対して必要以上に嫉妬を感じないための仏陀の教え2選
 
40年間のサラリーマン人生を終え退職した筆者が、他人の出世に対して必要以上に嫉妬を感じないための仏陀の教え2選について解説します。

<自己紹介>

筆者本人(1960年生)
筋トレ歴16年 ボクシング歴10年

<筆者略歴>
1984年 東京大学工学部建築学科卒業後、ゼネコンに入社
1988年 インフラ企業に転職
2018年 子会社の不動産会社に転籍
2023年 退職

 

      

 目次

他人の出世に対して必要以上に嫉妬を感じないための仏陀の教え2選

①因縁果の法則

簡単に「自因自果」とも言い、すべての結果の原因は自分にあるという仏陀の教えです。

以下、解説します。

「因」は直接的な原因です。

例えばあなた自身の能力や業績などです。

「縁」は間接的な原因で、あなたを取り巻く環境です。

例えば会社の規範、業績評価の判定基準、評価する人の能力や性格などです。

「果」は結果です。

ですから、いくら頑張って成果を出しても「縁」が悪ければ、善い「果」は得られません。

ただし、縁を因だと間違えて、不幸の原因を他人や環境など、他に見出そうとしてはいけません。

縁も含めて「自因自果」です。

すべて自分が原因ですので人を妬んでも仕方ありません。

仏教では、運命は自由意志でいかようにも変えることができると説きます。

つまり仏教は、自由意志で悪い縁を遠ざけ、善い縁を近づけるよう努力する、努力主義の教えだといえます。

会社に見切りをつけて、転職したり事業をおこしたりする人もいます。

そこまでしなくても、会社は稼ぐ所と割り切り、趣味などで別の居場所をつくるなどして善い縁に近づく人もいます。

会社に良い縁がない人は、早めの退職で会社と縁を切るのも検討の余地ありです。

参考:組織が嫌いな人は早めの退職がよい5つの理由【経験者が解説】

②有無同然

有っても無くても本質的な苦しみは変わらない、ということを仏教では「有無同然」といいます。

希望どおり出世すれば、承認欲求が満たされモチベーションが上がります。

しかし同時に、期待に対する重圧も増してきます。

自分を承認(評価)してくれた権力者に対し、常に気を使います。

その権力者が何を考えているのか、常に先回りして考えるようになります。

これが忖度です。

こうなるともはや自分の人生ではなく、権力者(評価者)の人生を生きることになります。

あれほど出世したかったのに、そうでない人の気楽さを羨ましく思うこともあるでしょう。

出世(地位)に限らず、おカネ、名声、人気など集まれば集まるほど失うことのへの恐れが重圧になり、苦しむことになります。

結局は、承認されようがされまいが(有れば有るなりに、無いなら無いなりに)苦しむと言うことです。

まとめ

他人の出世に対して必要以上に嫉妬を感じないための仏陀の教え2選です。

①因縁果の法則:自分の未来を形作るのは結局、自分自身

②有無同然:人は有れば有るなりに、無いなら無いなりに苦しむもの

参考:【会社員の承認欲求】本当は承認されない方がよい理由とは?