ながら江雪の人生ノート

現役サラリーマンと定年シニアのお悩み解決

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組織が嫌いな人は早めの退職がよい5つの理由【経験者が解説】

「定年まで、まだ5年もあるのか。先長いなぁ。」

「役職定年で給料下がるけど、我慢して勤めれば、子供も独立したし、結構おカネ貯まるなぁ。」

「でもそのおカネ何に使おうか? 俺、贅沢嫌いだし。」

「元部下のあいつが上司か。やってらんないね😒」

「もうやめたいけど、どうしようか?」

こんなお悩み解決します。

■この記事を読んで頂きたい人■
10年以内に定年退職する人で、できるだけ早く組織から自由になりたい人

 

■この記事でわかること■
①早めに退職するために、現役時代から始める準備3つ

②早めの退職~5つのメリット

 

今年(2023年)40年間のサラリーマン人生を予定より2年早く終えて退職した筆者が、組織が嫌いな人は早めの退職がよい5つの理由について解説します。

<自己紹介>

筆者本人(1960年生 2023.11撮影)
筋トレ歴16年 ボクシング歴10年

<筆者略歴>
1984年 東京大学工学部建築学科卒業後、ゼネコンに入社
1988年 インフラ企業に転職
2018年 子会社の不動産会社に転籍
2023年 予定より2年早く退職

 

      

 目次

早めの退職~現役時代からの準備が必須

①仕事より自分への投資

定年まで10年ともなれば、サラーリーマンとしてはもうとっくに先が見えています。

業績を上げても上げなくても会社からの評価はもう変わりませんので、意識を仕事から自分に移しましょう。

退職後、暇を持て余すことなく楽しめるよう、体づくり(運動習慣)と趣味づくりに時間とおカネを投入してください。

②ヨコの関係に慣れる

退職後はタテの関係(肩書の関係)ではなく、ヨコの関係になります。

現役時代の肩書は、会社という狭い「共同体」だけで通用する、たまたま運よく手に入れた身分(地位)です。

ですから世間一般では、通用しないどころか、むしろ邪魔になります。

肩書の通用しない世間一般で対等に付き合うということは、当事者としての覚悟と責任、主体的な行動が必要になります。

それなりの肩書を持っている人ほど、肩書が全く通用しない世界に慣れておく必要があります。

体力づくりのため通うスポーツクラブや趣味で通う地元サークル、カルチャセンターなどでヨコの関係に慣れておいてください。

脱・消費脳で貯蓄と住宅整備

早めに退職した場合、年金受給を繰り上げるかそれとも年金が出るまで貯蓄を取り崩すことになります。

いずれにしても現役時代のような消費(浪費)は慎むべきです。

これも現役時代から慣れておきましょう。

子供が独立していれば結構貯まりますので、場合によっては自己資金で終の棲家を新築するのもよいでしょう。

住宅関連の支出は多額になります。

節約したおカネで現役時代のうちに、住宅関連の問題を解決したうえで、必要な予備費も貯蓄しておきましょう。

脱・消費脳の生活ができれば、年金の範囲内で生活できるどころか、貯蓄もできますので、予備費は必要以上に貯め込む必要はありません。

せっかく苦労して稼いだおカネなので、死ぬ時が一番金持ちなんて避けたいですね。

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早めの退職~5つメリット

①ストレスフリーが早く実現する

もう嫌な人に会うこともないし、嫌なことをやる必要もありません。

くだらない忖度も、ご機嫌取りも必要ありません。

そして、いくら仕事人間でなくても、それなり背負っていた責任の重圧もなくなります。

この解放感はたまりません。

そもそも、会社で上に立つ者は、たまたまその共同体(ムラ社会)の規範に合致し、権力が恣意的(いいかげん)に選別た人たちです。

そのたまたま出来上がった関係性で、上下関係が出来上がるわけです。

例えて言うなら、段ボールでつくった将棋の駒「王将」と象牙でつくった駒「歩」でも将棋は指せます。

いくら象牙の「歩」でも関係性は変わらず、前に一つしか進めません。

会社の上下関係も同じです。

肩書の上下と、人間としての上下は全く違います。

少し話がそれましたが、こういった組織の不条理から一刻でも早く離れることは心身に大きなメリットをもたらします。

特にみじめな役職定年者の方は、早めの退職をおすすめします。

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②自分への投資を早く回収できる

退職後に向けて、体づくり(運動習慣)と趣味づくりに時間とおカネを投入してきました。

その投資を65歳になってから回収するより、2年早く63歳から回収した方が人生を楽しめます。

現役時代は、週末しか楽しめなかったスポーツや趣味が平日でも楽しめますが、平日のスポーツクラブでは60代前半は若手です。

65歳を過ぎて平日のスポーツクラブにデビューするより簡単にとけ込めます。

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③ヨコの付き合いに早く一本化できる

タテの付き合いとヨコの付き合いの二重生活から早く抜け出して、ヨコの付き合いだけに絞った方が楽です。

ヨコの付き合いに早く一本化した方が、タテ、ヨコ意識なく付き合えます。

ヨコの付合いは、気の合う人とだけ付き合えばよいのでストレスフリーです。

画像は、筆者が通うスポーツクラブのダンスフィットネス・リトモスのクリスマス仮装イベントの写真です(最後列柱前が筆者)。

予定より2年早くヨコの関係を楽しんでいます。

④少しでも若いうちに新しいことにチャレンジできる

会社という大きなものを捨て去ると、心に大きな空きスペースができます。

そうすると新しいことにチャレンジしたくなります。

少しでも若い方が気力も体力もあり、チャレンジの幅が広がります。

筆者はブログ運営にチャレンジしました。

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⑤認知症予防が早めにできる

引用元:認知症年齢別有病率の推移等についてー首相官邸ホームページ

70歳から認知症有病率が高まります。

3年以内に60%の人が発症すると言われている軽度の認知障害MCIを含めて考えると、実質的には65歳から認知症有病率は高まると考えた方がよさそうです。

嫌々何かをやることが認知症を誘発しますので、脳トレも楽しんでやれば効果はありますが、嫌々やっていては効果はありません。

定年間際に楽しんで仕事など到底無理でしょうから、嫌々通う最後の2~3年が命取りになるかもしれせん。

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まとめ

早めに退職するために現役時代から始めたいことです。

①仕事より自分への投資(体づくりと趣味づくり)

②ヨコの関係に慣れる

③脱・消費脳で貯蓄と住宅整備

早めに退職するメリット5つです。

①ストレスフリーが早く実現

②自分への投資を早く回収

③ヨコの付き合いに早く一本化

④少しでも若いうちに新しいことにチャレンジ

⑤早めの認知症予防

必要以上にお金を稼ぐ必要はありません。

必要十分なおカネを稼ぎ終えたら、少しでも自分を生かせる場所で生きた方が幸せです。

こぼれ話

死を目前にした人が挙げる5つの後悔

 

人生最後の時を過ごす患者たちの緩和ケアに数年携わり、たくさんの人を看取ったオーストラリアのブロニー・ウエアさんは、著書「死ぬ瞬間の5つの後悔」で死を間近に控えた人々が口にした後悔の中で多かった5つの事例を挙げています。

1.他人が自分に期待する人生ではなく、自分自身に正直な人生を生きる勇気があればよかった

2.あれほど働かなければよかった

3.自分の気持ちを率直に表現するだけの勇気があればよかった

4.もっと友達づきあいをしておくべきだった

5.もっと幸せな人生を送ればよかった

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