ながら江雪の人生ノート

現役サラリーマンと定年シニアのお悩み解決

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50代のワークライフバランスは定年後の幸不幸を左右します

「もう50歳か」

「この先55歳で子会社出向、60歳で役職定年」

「相変わらずどうでもいいムダな仕事をこなしてるだけで、定年が来たらどうなるんだろう?😩」


2007年政府は、経済界や労働界などの代表者を集め、「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」と推進のための行動指針を策定しました。

しかし、これは主に出生率低下・少子化対策を意識した施策であり、中高年サラリーマンは蚊帳の外です。

定年後の準備が必要な50歳を過ぎたサラリーマンこそ、働き過ぎないワークライフバランスが大切です。

■この記事を読んで頂きたい人■
・50歳以上の大企業ホワイトカラーのサラリーマン
 
 
■この記事でわかること■
①日本人は働き過ぎ~国際比較

②超非効率な日本のホワイトカラー~国際比較

③定年後に向けた50代のワークライフバランスとは?

 

40年間の大企業でのサラリーマン人生を終えて今年(2023年)退職した筆者が、50代のワークライフバランスが定年後の幸不幸を左右する理由について解説します。

<自己紹介>

筆者本人(1960年生 2023.11撮影)
筋トレ歴16年 ボクシング歴10年

<筆者略歴>
1984年 東京大学工学部建築学科卒業後、ゼネコンに入社
1988年 インフラ企業に転職
2018年 子会社の不動産会社に転籍
2023年 退職

 

      

 目次

そもそも日本人は働き過ぎ(国際比較)

日本と主要諸外国の一人当たりの平均年間総実労働時間の推移です。

引用元:データブック国際労働比較2017

グラフの2015年をみますと1,700時間台で、アメリカとイタリアよりは短いことになっています。

しかし、これには労働時間が短いパートタイマーやアルバイトなどの非正規社員も含まれています。

そして、日本では非正規社員の比率が高く、3分の1以上を占めています(総務省「労働力調査」より)。

そこで非正規社員を除き、一般労働者だけをみると2017年で2,040時間に跳ね上がります(下図グラフ参照)。

働き方改革で減少傾向にありますが、大きくは変わりません。

また、数字には表れないサービス残業もあり、先進国の中では日本は突出して労働時間は長いといえます。

引用元:一般社団法人 日本経済団体連合会 2020年 労働時間等実態調査

こぼれ話

ドイツ人より年間一カ月弱余計に働く日本人

2015年のドイツの年間総実労働時間は1,371時間です。
これと日本の2017年の2,040時間を比較すると669時間=28日余計に日本人は働いています。

 

 

超非効率な日本のホワイトカラー(国際比較)

日本と主要先進7カ国の労働生産性の推移です。

上のグラフが就業者1人当たり、下のグラフが時間当たりのデータです。

【主要先進7カ国の就業者1人当たり労働生産性】

【主要先進7カ国の時間当たり労働生産性】

引用元:労働生産性の国際比較2022  | 公益財団法人日本生産性本部

コロナ禍の2020~2021年は、日本の労働生産性を考える上では、ベースとなる就業者に休業者(雇用調整助成金などにより、失業を回避して休業扱いになっている人含む)が多く含まれていることも考慮する必要があります。

しかし、「就業者1人当たり労働生産性」、「時間当たり労働生産性」いずれも先進主要7カ国中ダントツ最下位です。

それにしても惨憺たるものです。

こぼれ話

どうして働かないフランス人より生産性が低いのか?

答えは、簡単です。

フランス人を含め欧米人は会社より家庭を大切にします。

ムダな仕事はやらず、効率よく仕事を終えてサッサと家に帰るからです。

しかもその主要因は、ホワイトカラーの仕事にあります。

太田肇著「ムダな仕事が多い職場」より以下引用します。

日本生産性本部では、日本とアメリカの労働生産性を産業別に比較分析している。

(中略)

一方、金融、運輸、卸・小売、飲食・宿泊などサービス産業ではアメリカの三、四割台と大きく水をあけられている。

(中略)

そして、そこではホワイトカラーが大きな比率を占めているうえ、彼らは管理職、専門職として生産性に大きな影響を及ぼしている。

引用文献:太田肇著「ムダな仕事が多い職場」

定年後の為の50代ワークライフバランスとは?

これまで見てきたように日本の特にホワイトカラーの仕事はムダが多く非効率です。

まだ若いころならムダな仕事でも「がんばり」をアピールすれば評価されるかもしれませんが、先が見えた50代では期待できません。

50代で仕事を生き甲斐のように感じれば感じるほど、定年後に喪失感を感じることになります。

無能な上司のムダな業務指示に対応し達成感を得ても、上司の承認欲求を満たしているだけで、単なるやりがい搾取です。

定時退社、年休消化100%、仕事は手を抜いて成果はそこそこにとどめ、自分の趣味や運動習慣などプライベート関連について調べたり知識を広げましょう。

「ワーク」なんて生きがいにせず「ライフ」に重点を置き、定年後に向けて準備することをおすすめします。

何の準備もしないで定年を迎えると待っているのは、社会との断絶感や孤独、退屈地獄です。

50代は「ワーク」と「ライフ」の適度なバランスなんか必要ありません。

「ワーク」から「ライフ」に重心を移し、定年後の備えましょう。

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まとめ

日本の労働の効率性は他の先進国と比較して超低水準です。

特にホワイトカラーの仕事は、ブルシットジョブと揶揄されるほどムダです。

50代になったらムダな仕事はほどほどにして、定年後の人生に目を向け始めましょう。

50代になったら徐々に「ワーク」から「ライフ」にシフトし、定年後に向けて運動習慣や趣味の拡大など準備を始めるべきです。

「ワーク」優先の人は定年後、何もやることが無くなり悲惨です。

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