「大都市で働くのはステータスがあるけど、マイホームを持つのも大変だし、通勤もストレスだ」
「大手企業は、給料や福利厚生は恵まれているけど、反面、古い体質で、大企業病にうんざりだ」
こんなお悩み解決します。
②大都市の大手企業にお勤めで、転職を検討中の若手サラリーマンの方
②大手企業ではなく中小企業で働く6つのメリット
地方都市から大企業病の大手企業に長年通勤し、今年(2023年)退職した筆者が、大都市の大手企業ではなく地方都市の中小企業で働くメリットについて解説します。
<自己紹介>
筆者本人(1960年生 2023.11撮影)
筋トレ歴16年 ボクシング歴10年
<筆者略歴>
1984年 東京大学工学部建築学科卒業後、ゼネコンに入社
1988年 インフラ企業に転職
2018年 子会社の不動産会社に転籍
2023年 退職
目次
大都市の大手企業ではなく地方都市の中小企業で働くメリット
大都市ではなく地方都市で働く4つのメリット
①通勤が楽でストレスが少ない
地方都市は公共交通機関が限られているため、車での通勤が一般的です。
地方都市でも通勤時間帯は渋滞になりますが、大都市の満員電車に比べれば快適です。
また、地方都市の公共交通機関のヘビーユーザーは学生ですので、通勤通学が重なる朝の時間帯は混み合う可能性はありますが、大都市の満員電車ほどではありません。
②土地が安くマイホームを取得しやすい
都市部を中心にマンション価格の高騰が止まりません。
今や東京23区では新築マンションの平均価格が1億円越えです。
引用:東京23区の新築マンション価格が初めて1億円超え |NHK
原因は建設費の高騰ですが、2024年4月からは、建設業で時間外労働の規制が強化されるため人件費がさらに上がり、建設コストもより一層高まることが予想されています。
時間外労働が規制されると、労働者を一度に多く動員する必要があるため、人手不足に拍車がかかり労賃が高騰するからです。
これらの理由から、建設費は当面高水準で推移すると見られています。
東京23区に限らず大都市のマンション価格は高騰しており、一般的なサラリーマンでは手が出ません。
土地価格が安い地方都市の一戸建てで、のんびり暮らす方が幸せです。
③車での移動が楽
地方都市は地下鉄がないため車での移動がメインになりますが、どこでも駐車場が整備されているのでストレスはありません。
荷物を持って歩く必要がないので楽です。
地下鉄は便利ですが、階段での上り下りが多く結構大変です。
地方都市では夫婦それぞれが車を所有するのが一般的です。
④自然が豊かで環境がよい
地方都市は、都会の便利さと田舎の魅力を併せ持つ場所です。
大都市へのアクセスもよく、少し車を走らせれば自然に触れられる環境が整っています。
例えば、キャンプ、釣り、スキー、サーフィン、山登りやトレッキングなど、アウトドアを楽しむのに最適な環境が適度な距離にあるのも、大きな魅力の一つです。
また、大都市に比べると余計な刺激が少ないので、無駄遣いも減り落ち着いた気持ちで過ごせます。
大都市は人が多すぎてストレスを感じる人には最適な環境です。
大手企業ではなく中小企業で働く6つのメリット
①スピード感のある仕事ができる
地方都市の中小企業では、大手企業に見られるような経営陣と一般社員の間の膨大な中間管理職層は存在しません。
上司が経営層である場合も多く、質問や相談もしやすい環境で意思決定が速いため、業務を早く進めることができます。
また、仕事を通じて経営層との信頼関係を築くことができるので、仕事のモチベーションも向上します。
②新しいことにチャレンジできる
多くの中小企業にとって、大企業による搾取からどのようにして逃れるかが大きな課題となっています。
この長い間の懸案も社会のIT化により問題解決の兆しが見えてきました。
そもそも大企業に頼らざるを得なかったのは、商品の販売や物流などが理由です。
しかし、インターネットをはじめとするITの発達により、だれでも適当な取引相手を低コストでかつ短時間で見つけることができるようになりました。
独自の技術で新しい商品を開発し、グローバル企業になっている中小企業も存在します。
③個人の裁量権が大きく仕事のやりがいがあり成長できる
地方都市の中小企業は、大手企業のように潤沢な社員を抱える余裕はありません。
反面、大きな組織の一歯車としてやりがいの無い仕事を強要される大手企業と違い、大きな裁量権を与えられます。
裁量権が大きい職場では自立型社員として、自分のアイデアや創意工夫を活かし、自主的に業務を進めることがでます。
当然、責任は重くなりますが、責任が重くなければ仕事のやりがいはありませんし、成長できません。
マイクロマネジメントで、まともな仕事が与えてもらえない大手企業とは全く違い、モチベーションが自分の成長を早めます。
④業績評価が合理的
大手企業では「組織の一致団結」で仕事を進めるため「個」の責任範囲が不明確であり、業績評価も上司の主観的な好みによって決定される情意評価が一般的です。
一方、「個」の責任範囲が比較的明確な中小企業では、客観的な能力・業績評価が可能です。
また、年齢による差別制度である年功序列制度もなく、業績や会社への貢献度合いだけで評価する企業もあります。
納得いく業績評価であれば、従業員エンゲージメントも上がります。
⑤転勤や異動が少ない
中小企業は支店や営業所が少ないため、大きな環境変化を伴う転勤が少なく、生活の拠点について心配する必要がありません。
例外的に、海外に進出して成功を収めているグローバルな中小企業も存在します。
⑥定年が無く現役を続けられる場合が多い
人手不足の中小企業には、大手企業のように明確な定年はありませんので、会社にとって必要な人材ならいつまでも働けます。
当然、みじめでつらい役職定年制もほとんどありません。
まとめ
大都市ではなく地方都市で働く4つのメリットです。
①通勤が楽でストレスが少ない
②土地が安くマイホームを取得しやすい
③車での移動が楽
④自然が豊かで環境がよい
有名な大手企業ではなく中小企業で働く6つのメリットです。
①スピード感のある仕事ができる
②新しいことにチャレンジできる
③個人の裁量権が大きく仕事のやりがいがあり成長できる
④業績評価が合理的
⑤転勤や異動が少ない
⑥定年が無く現役を続けられる場合が多い