ながら江雪の人生ノート

サラリーマン人生の送り方や定年の迎え方をご紹介します

運動習慣に潜む3つのリスクとは?【経験者が解説】

「運動してると関節がたまに痛くなる。」

「運動してるのにシワが増えて老けた。」

「運動してるのによく風邪を引く。」

 

こんなお悩み解決します。 

 

■この記事を読んで頂きたい人■
・運動習慣がある人で、関節痛、肌の老化、風邪など体調不良が気になる人

 

■この記事でわかること■
・トレーニングのやり過ぎによる3つのリスク

 

せっかく体を鍛えているのに病気や怪我は避けたいですね。

 

運動習慣25年の筆者が、経験を基にやり過ぎによる3つリスクを解説します。

<自己紹介>

筆者本人(2023.11撮影)

筋トレ歴16年(現在は週2回程度)増量期と減量期は設けていません

<筆者(63歳  1960年生)運動習慣遍歴> 
・テニススクール:39歳から15年間
・スポーツジム:47歳から継続   筋トレ、スタジオプログラムなど
・ボクシング:54歳から継続
・SUP:57歳から継続    清流・長良川中流域がホーム
・卓球:57歳から教室 退職後、地元のサークルに加入

<筆者略歴>
1984年 東京大学工学部建築学科卒業後、ゼネコンに入社
1988年 インフラ企業に転職 
2023年 不動産会社でサラリーマン人生を終える

 

 

 目次

3つのリスク

①筋トレによる関節や関節周りの筋肉の怪我

まずお話ししたいのは、体には鍛えられる所と鍛えられない所があると言うことです。

シニアでも筋肉や骨は鍛えられますが、果たして関節の軟骨やじん帯は鍛えられるのか? 

まだ専門家の間でも答えは出ていないようですが、私の個人的な見解では鍛えられないと思います。

頑張っている人に限って肩や膝を痛めた人をしばしば見てきたからです。

おそらく軟骨やじん帯はせいぜい継続的な運動により劣化しないようにするのが精いっぱいでしょう。

このような理由から無理をすると関節やじん帯を痛めます。

中古車のエンジンをモンスターエンジンに変えてもフレームやサスペンションがそのままでは怖くて走れないのと同じです。

年をとったら無理だけは絶対禁物です。

また関節周りの筋肉もあまり使われていないと痛むことがあります。筋トレ前はラジオ体操のような動的ストレッチを入念に行ってください。

②活性化酸素による老化の加速

2点目は活性酸素による弊害です。

本来活性化酸素は細菌やウイルスを撃退する有益な物質ですが、多すぎると強力な酸化力により細胞を傷つけ老化を早めたり様々な病気を引き起こしたりします。

習慣的な運動を超えた過度(高頻度、高強度)な運動により過剰な活性酸素が発生します。

エアロビクスのインストラクターを近くで見ると意外にもシワだらけで老け顔だったという事がありますがこれが原因でしょう。

いずれにしてもやり過ぎは禁物です。

③トレーニング直後の一時的な免疫力低下による感染症発症

皆さんは、一流のアスリートが大きな大会の直前にインフルエンザに感染し大会を欠場せざるを得なかったというようなニュースを聞いた記憶は無いでしょうか?

一流のアスリートが何をやってるんだと思われた方もいらっしゃるでしょう。

これはどんなに鍛えた体でも強度の強いトレーニングの直後は一時的に免疫力が落ちるからです。

それはどうしてか?

キーワードは超回復です。

筋トレを例にご説明しますと筋トレそのものは筋繊維を破壊する行為なのです。

その後、食事や睡眠により回復し、破壊される前より大きな筋肉と免疫力を手に入れるのです。

昭和の昔、水前寺清子が歌っていた「三百六十五歩のマーチ」という歌の歌詞に「三歩進んで二歩下がる」というのがありましたが、超回復は「二歩下がって三歩進む」です。

一流のアスリートでさえ油断するとトレーニング直後にウイルスに感染することになります。

やはりやり過ぎは禁物です。

まとめ

今回は運動習慣に潜む以下の3つのリスクについてお話ししました。

①筋肉は鍛えられるが軟骨は無理

②活性化酸素による老化の加速

③トレーニング直後の一時的な免疫力低下による感染症発症

運動習慣も軌道に乗り始めるとついつい無理をします。

アドレナリンが分泌されいい気になって運動を続けると後で痛い目に会います。何事も腹八分目ですね。

のんびりトレーニングでそこそこカッコイイ体を手に入れてアクティブなシニアライフを楽しみましょう。

 

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