「趣味としてボクシングやりたいけど、なんとなくハードルが高い」
「運動経験無いのに、あんなにキツそうなスポーツできるわけないか😩」
「おやじボクサーになってカッコ良くなりたいけど俺じゃむりだな」
こんなお悩み解決します。
②ボクシングを趣味として始めるための3つの楽しみ方
ボクシング歴10年の筆者が、ボクシングを趣味として始めるための3つの楽しみ方について解説します。
<自己紹介>
筆者本人(1960年生)
ボクシング歴10年
<筆者略歴>
1984年 東京大学工学部建築学科卒業後、ゼネコンに入社
1988年 インフラ企業に転職
2018年 子会社の不動産会社に転籍
2023年 退職
目次
ボクシングの始め方
ボクシングは、できればA級ライセンス※1のプロが在籍するボクシングジムで始めることをおすすめします。
※1 ボクシングのA級ライセンスは、プロボクシングの最高ランクのライセンスです。A級ボクサーは、8回戦以上の試合に出場することができます。このライセンスを取得するためには、まずC級ライセンスを取得し、その後B級ライセンスを取得する必要があります。
いい意味でジムに緊張感があり、充実したトレーニングが可能です。
どんな有名なプロボクサーが在籍しているジムでも、プロ志望ではない一般の社会人を経営安定化のために受け入れています。
参考:【ボクシングの始め方】ボクシングのメリットと練習メニューを経験者が解説
ボクシングを趣味として始めるための3つの楽しみ方
①サンドバッグ叩いてストレス解消
1ラウンド3分間、サンドバックをどつきまくるという楽しみ方です。
一定のリズムで3分間パンチを繰り出す方法と、ラスト30秒でペースを上げて、がむしゃらにサンドバックをぶん殴る方法がありますが、後者の方がやり切った感があります。
プロ在籍のジムは、プロが声を出して気合を入れながらサンドバッグを叩いているので、こちらも気合を入れやすくストレス解消には向いています。
サンドバック叩きは何も考える必要がなく、単純に手っ取り早くストレスを解消できます。
嫌な上司の顔だと思って、思いっきりぶっ叩いてください。
サンドバッグを切り上げる時は、床に落ちた自分の汗をジム備え付けのモップで拭うのがマナーです。
また自分の汗だけではなく、他の人のサンドバッグの下の汗もついでに拭えば好印象です。
ボクシングジムは、挨拶をはじめとする規律とマナーがしっかりしていて気持ちいい場所です。
マナーが悪いと気持ちよく汗をかいても後味が悪くなります。
②ボクサー体形になって自己肯定感を高める
週3回ジムに通えば、間違いなく適度な痩せマッチョになっていきます。
ボクシングは筋トレと有酸素運動を同時に行っているようなスポーツなので、筋肉を付けながらカッコよく痩せるには最適です。
有酸素運動の量が半端ないためボディビルダーのような過剰な筋肥大体形にはなりませんので、「筋肉の着ぐるみ」を着たような体形を目指す方にはボクシングは適していません。
プロボクサーは体重制限があるため、筋肉を付けるための筋トレは原則として行いませんが、パンチを繰り出す際に大胸筋や広背筋が刺激※2 されることで、あのような肉体になります。
※2 パンチを出すとき大胸筋に圧縮、広背筋に引っ張りが、パンチを引くときは逆に大胸筋に引っ張り、広背筋に圧縮の刺激が加わります。
下の画像は、元世界チャンピオン、ギレルモ・リゴンドウの肥大化した広背筋です。
マスボクシング※3 やスパーリングなどの対人練習時は、パンチのスピードを落として、よけ易くするため重めの14オンスのグローブを付けます(下の画像参照)。
※3 マスボクシングとは、実際の試合をシミュレーションするトレーニング方法の一つです。スパーリングのように相手と向かい合いますが、相手に直接打撃を与えることはなく、軽く触れる程度に留めます。つまり、攻撃や防御の動き、タイミング、距離感を身につけるための練習です。
左が14オンス、右が8オンスのグローブ
この14オンスのグローブを付けて1ラウンドフルでシャドーボクシングをやると本当に疲れますが、大胸筋や広背筋のよい筋トレになります。
趣味のボクシングでカッコイイ体になれば自己肯定感が高まるのは間違いありません。
参考:自己肯定感は肩書より鍛え抜いた肉体で高めろ【筋トレが承認欲求を満たす理由】
③実際に観客の前で戦ってみる
定期的に興行を催しているジムなら、その興行の前座でオヤジボクサーの試合をやることがあります。
一般の観客の前でボクサーになり切って戦えます。
筆者はボクシングを始めたのが54歳と遅かったので残念ながら断念しましたが、40代なら充分いけます。
また、興行の前座じゃなくても各地でスパーリング大会が定期的に行われていますので、自信が出てこればチャレンジしてください。
ジムの会長に相談すれば、いろいろ教えてもらえます。
ボクシングの試合は、歳をとってからではさすがに無理ですので、まだそこそこ若いうちに是非経験してください。
人生の貴重な財産になります。
まとめ
✔趣味でボクシングを気楽に始められる3つの楽しみ方です。
①サンドバッグを叩いてストレス解消
②ボクサー体形になって自己肯定感を高める
③実際に観客の前で戦ってみる
対人練習以外のボクシングは、意外とマイペースで出来るスポーツです。
年齢に応じて、やり方を工夫すれば何歳でも楽しめます。
ただやれる範囲がどんどん少なくなっていきますので、興味のある方は早めに始めることをおすすめします。